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読書のおともに

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2024-01-21から1日間の記事一覧

前田久吉、産経新聞と東京タワーをつくった大阪人(松尾理也)

大阪から出発し、産経新聞・東京タワーを築いた前田久吉の波乱万丈な一生。新聞経営や戦時下の新聞統合から文化事業に至るまで、その功績と知られざる足跡を追う一代記。大正から昭和の日本を彩った偉業を見つめる。

存在のすべてを(塩田武士)

塩田武士の『存在のすべてを』は、平成の謎多き二児誘拐事件を軸に、令和に至るまでの深い人間ドラマを紡ぐヒューマン・ミステリーです。新聞記者と画商の視点から家族の絆と痛みが描かれ、迷宮入り事件の真相に迫ります。

父がしたこと(青山文平)

江戸時代末期を舞台に、藩主の命を巡る葛藤と一族の絆を描く青山文平の時代小説『父がしたこと』。目付・永井重彰が従う父・元重の決断とその裏に隠された苦悩を、医療の実情を交えながら緻密に描き出している。永井家の運命が何を告げるのか、興味深い展開…

武器としての「中国思想」(大場一央)

中国古代思想が現代問題への鍵を握る『武器としての「中国思想」』を解説。孔子、老子に始まる古典が示す功利主義、個の確立、そして陽明学の可能性を明らかにし、伝統を現代に生かすヒントを探る。

文化外交の世界(桑名映子編)

19世紀から20世紀の国際関係における文化外交の役割を探る『文化外交の世界』の解説。異文化理解の力と、時代とともに変化する外交の様相が、歴史学者の洞察により鮮やかに描かれています。軍事や経済とは異なる、文化の力が国際舞台で果たした役割とその変…