YOMEBA

読書のおともに

※ 当ブログはAmazonアソシエイトを利用しています

2024-01-11から1日間の記事一覧

デオナール アジア最大最古のごみ山(ソーミャ・ロイ/山田美明訳)

ムンバイの片隅にある、アジア最大のごみ山「デオナール」。ここは廃棄物が積み上げられたまま100年以上が経過している。本書では、ごみ山と共に生きる人々の日常と、大国インドの裏側をリアルに描いている。市街地に迫るごみ問題と、くず拾いたちの人生を丹…

頭じゃロシアはわからない(小林和男)

ロシア人の本音が窺える諺を集めた『頭じゃロシアはわからない』の要約です。ウクライナ侵攻を見るロシア民衆の冷静な視点と批判、日本との関係修復へのヒントについても触れています。戦時下の言説を読み解くための一助となる内容となっております。

戦争とデータ(五十嵐元道)

戦争の悲劇を冷静な数値で分析する『戦争とデータ』。五十嵐元道氏が、民間人犠牲者数の計算方法や政治的背景、国際政治への影響までを深掘り。実際の統計が如何に行われているかを解き明かします。戦争の現実を論理的に理解するための重要な指標を提供。

楠木正成 河内熱風録(増田晶文)

楠木正成の新たな一面を描く『楠木正成 河内熱風録』。河内弁あふれる文体で綴られた人間としての正成とは果たして―。正成が夢見た「新しい世」と、戦いの日々のリアリティに迫る一冊。戦の本質と人間楠木正成の魅力を探る歴史小説の読みごたえを体験してほ…

「助けて」が言えない 子ども編(松本俊彦)

子ども達がSOSとして出すサインを見逃さないための知識を提供する書籍『「助けて」が言えない 子ども編』を紹介。自殺予防を目的とし、問題行動の背景にあるメッセージを読み解く専門家の論考を収録。不登校やゲーム依存などの行動が実は助けを求めるサイン…

戦国日本を見た中国人(上田信)

明の貿易商によって綴られた『戦国日本を見た中国人』は、中国の視点から戦国時代の日本を分析しており、上田信が新たな視点を加えた日本史の研究成果だ。交易や文化交流に着目し、戦国社会に新たな光を投げかける。

日本人無宗教説(藤原聖子)

「日本人無宗教説」では、「日本人は無宗教である」との通説を問い直し、宗教学の視点からその成り立ちと変遷を批判的に分析する。幕末から現代に至る歴史的変化とともに考察し、日本人の宗教観が単純な「無宗教」のレッテルにとどまらない多様さを描き出す…